-Linuxにおけるパッケージ管理システムについてのまとめ。個別のパッケージ管理としてはRPMとdpkgがありそれぞれRedHat系とDebian系で利用されている。個々のパッケージの依存関係まで含めて管理するのがaptやyumである。
#contents
*RPM [#y3619722]
[[RPM集:http://www.jpackage.org/]]
|ソースRPMコンパイル|rpmbuild --rebuild --target i686 srpm名|/usr/src/OS/RPMS/以下に作成|
|依存関係のチェックでテスト|rpm -i --test パッケージ名||
|RPMファイルを詳しく見る|rpm -pqR パッケージファイル名|依存関係も見れてgood!|
|RPMでインストールされる設定ファイルをみる|rpm -qc パッケージ|
|どのパッケージからインストールされたものか表示|rpm -qf /bin/bash|
[[そのまま使えるRPMコマンド集:http://www.stackasterisk.jp/tech/sonomama/rpm0d_01.jsp#4]]
**RPMデータベースのリビルド [#bf980529]
なんかの原因でパッケージデータベースが壊れたときには以下のコマンドで再構築する。
rpm --rebuilddb
*パッケージ管理apt [#e7298983]
aptというパッケージ管理システム。もともとdebian系のものだが、VineLinuxや最近ではFedoraなども採用(Fedoraのaptは不安定だが)。必要とされるrpmパッケージをインターネット上から勝手に落としてきてくれるので、rpmで依存関係に悩まされた身にはありがたい!ソースとなるURLを指定してapt-get updateでパッケージリストを更新する。
apt-get update
**パッケージのインストール [#hd128eb4]
apt-get install php4
**パッケージのアップグレード [#jaf4c133]
apt-get upgrade apache
**インストールはしないでシュミレーションを行う [#kb66064f]
apt-get -s パッケージ名
**インストールされているパッケージ情報 [#t4302d88]
dpkg -l 一覧
dpkg いろいろ
**パッケージの検索と詳細情報 [#ue7a4530]
-検索
apt-cache search subversion
-詳細
apt-cache show subversion
**aptitudeとは [#s1929890]
-aptをより使いやすくしたもの。ただしCUI。履歴が残ったりするのでこっちを使うのがよいかもしれない。
*Synaptic [#obefe5ef]
-上のaptのGUI版。aptが使えてXも使えるなら入れてもよいだろう。DebianはもちろんVineLinuxやUbuntuなどでも利用可能
*YUM [#l3b31e69]
-デビュー当初はaptに比べると激遅。なるべくなら使いたくない!が、早くなり今や標準のパッケージ管理システム。
**リポジトリ [#u6523f70]
基本リポジトリに対して、外部のリポジトリもある。デフォルトでは基本しか使えないので必要に応じて有効化せよ。普段は無効化しておきインストール時に有効化するのが良いだろう。
yum install -y --enablerepo=epel ansible
**基本コマンド集 [#qbc1605b]
|アップデート|yum update|
|インストール|yum install パッケージ名|
|インストール|yum remove パッケージ名|
|検索|yum search パッケージ名|
|インストールされたパッケージ|yum list installed|
|アップデートされたパッケージ|yum list updates|
|リポジトリのリスト|yum repolist|
CentOSの場合下記GPGキーインポート必須
rpm --import http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-CentOS-3
**yumでproxyを利用する。 [#t5f802c5]
-/etc/yum.confに以下の一行追加。
proxy=http://PROXY_HOST:PROXY_PORT/
**ミラーサイトを自動的に選択してくれるfastestmirror [#e8956cc9]
yum install yum-fastestmirror.noarch
-/etc/yum.confに一行追加して、yum update
plugins=1
**グループインストール [#ce1d4a67]
もともと複数ファイルの集まりがRPMのパッケージでそのRPMの依存関係を含めて管理するのがaptだったりyumだったりする。しかし近年はパッケージが巨大化してXwindowを入れるにはどのパッケージを使えばいいか個別にやっていたのではわからない。そんなときのためにyumにはgroupinstallという方法が用意されている。たとえばこれを利用すれば、インストール時は最小構成であとからXを追加するということもできる。ネットワークインストールと併用すれば鬼に金棒である。
***グループリストの取得 [#b5ee5cda]
-通常は以下で十分
yum grouplist
-すべて表示させるにはgrouplistのオプションにhiddenをつける
yum grouplist hidden
***インストール [#re516cb5]
-下記事例はXとGNOMEデスクトップを入れる。300パッケージ近くインストールするので時間に余裕を持って実行すること。
yum groupinstall "X Window System" "GNOME Desktop Environment"
#counter