OpenSSHを利用した。SSH公開鍵認証ログイン、SSL証明書、S/MIMEによる暗号化手順のまとめ

#contents

*公開鍵認証方式に切り替えるメリット [#d46e1243]

+パスワードログインを無効にすることができる(見知らぬIPからの総当り攻撃の99%はこれで遮断できる)
+秘密鍵を適切に管理する限りにおいてはパスワード認証よりも安全


*SSH鍵交換方式によるログイン [#i0742522]

-パスワードと違い秘密鍵とパスフレーズ併用でログインする。画像付詳細は[[@ITの記事:http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/429usekeyssh.html]]などを参考にされたし

大まかな流れとしては

+クライアント側で秘密鍵と公開鍵の生成
+公開鍵のみサーバーのauthorized_keysに追加する。

クライアントOSや利用しているターミナルソフトにより、作成方法が違います。WindowsからLinuxにアクセスする場合は鍵生成ツールがセットになっていて、シンプルなputtyがお勧め。

**windows [#w4eed119]

 sshkeygen.exeをputtyのページから入手。
 rsa2で、ビットの長さを768ビットにする(redhat,vine,debian,FreeBSDで確認)
 作った公開鍵を.ssh/authorized_keysに一行でコピー(途中に改行が入らぬように!)
 authorized_keysのパーミッションを600にする(これをしないと無効)

**linux [#w89eaaf5]

-公開鍵認証でログインしたいユーザーのホームディレクトリで以下のコマンドを実行

 ssh-keygen -t dsa (SSH1しか使えないのであれば -t rsaとする)

ユーザーディレクトリの.ssh/id_rsa(秘密鍵)と.ssh/id_rsa.pub(公開鍵)が作成される。公開鍵をログインしたいサーバーに送る

-ここからログインしたいサーバー側作業に移る。

公開鍵はログインさせたいユーザーの.ssh/authorized_keysに公開鍵を追記すればいい。

 cat id_rsa.pub >> .ssh/authorized_keys

上記のコマンドでなければ新規作成、あれば追記される。なおこのauthorized_keysのパーミッションは600にしておかなければ公開鍵認証は失敗する。

**[[linuxで作った鍵をputtyで使う:http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/432makesshkey.html]] [#v9f7a273]

+上記手順で作成
+puttygenでインポートする。パスフレーズとコメントは修正可能

*sshで接続した時に警告が出て接続できない場合 [#p2a51e6d]

各ユーザーの.sshにホスト名とホストの公開鍵を保存している。再インストールなどを行ってホストの公開鍵が変更されると、今までのホストの公開鍵と違うのでsshクライアントはワーニングをだす。puttyなら続行できるがlinuxのsshクライアントは続行させてくれない。以下のメッセージが出る。

 WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!

-対処法としては公開鍵を消せばよい。

 rm ~/.ssh/known_hosts

なお、再インストールもしていないのにこのメッセージが出る時は本当におかしいのでdnsの設定などを確かめるべし。

*ホストベースの認証の設定 [#x1192e0d]

-ユーザ単位ではなくアクセス元ホストベースで公開鍵認証を行うことができる。

クライアント側で秘密鍵を元に公開鍵を作成し、サーバー側でその公開鍵を登録するという流れは変わらない。

**クライアント側作業 [#qb85f26f]

-公開鍵の作成



 これから調べる!!!

 HostbasedAuthentication yes


*SSL証明書の作成 [#p80d58ce]

-秘密鍵を作成してそれを基に証明書を作成する。主にSSLやSMIMEの利用のため

**証明書の作成(CSRを作成しない最短手順) [#ee5ad7d5]

 openssl genrsa -out server.key -des3 1024
 openssl req -new -x509 -days 365 -key server.key -out server.crt

**秘密鍵のパスフレーズを除去する(Apacheの再起動時にパスフレーズありだと都合悪いので) [#aa0de064]

 openssl rsa -in server.key -out server.key

**証明書にまつわるファイル [#hc9237f5]

|key|秘密鍵|誰にも見えないように|
|csr|証明書発行要求|上記最短手順ではCSRは作られない|
|crt|証明書|公開鍵で見られてもよい|

**Windowsで使えるようにPKCS12形式に変換 [#za5465a9]
 cat test.key test.crt | openssl pkcs12 -export -out client.p12 -name "test"


*OpenSSLをHTTPSクライアントとして利用 [#s090590d]
 openssl s_client -connect www3.coins.tsukuba.ac.jp:https -state

*[[自己認証局の作成:http://park15.wakwak.com/~unixlife/practical/openssl.html]] [#p11d6927]
 /usr/local/openssl/misc/CA.shを利用する。

*S/MIME [#y6ef7e4f]

**S/MIME暗号化とは [#kf136f52]

証明書を利用してメールの本体を暗号化するものである。証明書はSSLのものとまったく同一フォーマットでよい。また暗号化解除には証明書作成時の秘密鍵が必要となる。メールに使わなくても可逆暗号化方式として覚えておくとよい。

http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/securitytips/029openssl.html

**OpenSSLコマンドでS/MIME暗号化をする [#ce23a263]

-証明書があれば下記で暗号化可能。入力ファイルの日本語のエンコードはiso-2022-jpに変換しておく(nkf -j 元ファイル > 元ファイル-iso-2022-jp)

 openssl smime -encrypt -des3 -in original.txt -out enc.txt server.crt
 openssl smime -decrypt -des3 -in enc.txt -out decode.txt -inkey server.key -recip server.crt

-メール送信のための情報付で暗号化する場合

 openssl smime -encrypt -des3 -in hoge.txt -out enc.txt -subject test -to [email protected] -from [email protected] tu.crt

-上記ファイルの送信方法

 sendmail -t < enc.txt

*[[JDK付属のkeytoolで作成:http://www.ki.rim.or.jp/~kuro/Java/JavaKey/JavaKey-02.html]] [#b9e220b5]

*SMIME暗号化 [#y75a5277]

**対応メーラー [#i571eca0]

-outlook,Thunderbird,Becky(プラグインの導入が必要)



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