-日本ではPostgreSQLに比べるとマイナーでも世界では標準。Bugzillaのために入れてみる。しかし操作が複雑ですぐ行き詰まるためかなり毛嫌いしているが、特に海外製のソフトの場合標準採用されているので2010年より本格的に利用開始

#contents

*文字コード [#c8b6524f]

PostgreSQL等と違ってテーブルクリエート時に指定できないのだろうか?/etc/my.cnfをいちいち書き換えないと駄目なのか?

-mysqlのコンソールの状態でも見ることができる。

mysql> status

-以下のコマンドを打ち込むと現状が見える。

 SHOW VARIABLES LIKE 'character\_set\_%';

-テーブル作成の時に指定する(5.0で確認)

 create database codezine default charset utf8;

-テーブル作成時の文字コードをみる
 show create database データベース名

**クライアント側の設定 [#fa9032fd]

通常のmysqlで実行される文字コードは初期設定だとlatin1。これで文字化けしないわけがないので適宜文字コードを設定しておく。

 mysql> status;
 mysql> set character set utf8;

*管理ツール [#i83ef508]

Windowsで出来るGUIツールを開発元が配布しているのが心強い。MySQL AdministratorやMySQL Query Browser等がある。

*データベース作成、ユーザ作成などの主に管理系タスク [#a52a84e0]

**データベース [#x0dddb01]

***mysqlのコマンドラインから [#w8b16c78]

文字コードを指定しないとlatin1になってしまう。
|DB作成|mysql> create database wordpress default character set utf8;|


***コマンドラインから [#g6e08aac]

|DB一覧|mysqlshow|
|DB作成|mysqladmin -u root create TEST|
|DB削除|mysqladmin -u root drop TEST|

**ユーザ作成、権限付与 [#g5bf94f7]

ユーザの考え方が特殊でなれないとハマる。ユーザ名+アクセス元ホスト名分だけユーザが存在すると考えておいた方がよい。ワイルドカードで指定する事も出来るが、localhostとその他のホストは分けることが出来ない。自宅サーバなら殆どlocalhostのユーザだけで事足りるのだろうが、他の場所からアクセスさせるなら要注意。

*コマンド集 [#sc19b022]

|インポート|load data infile 'c:/ken_all.csv' into table テーブル名|
|エクスポート|select * from テーブル名 into outfile '絶対パスでファイル名'|

|DB接続|mysql -u root -p DB_NAME|
|ユーザ作成|mysql> grant select,insert,delete,update,create,drop,file,alter,index on *.* to ユーザ名 identified by 'パスワード';|
|バッチ処理|mysql -u root -p DB_NAME < sql.txt|
|TABLE一覧|SHOW TABLES;|
|プロセスの確認|SHOW processlist|
|DBダンプ|$ mysqldump -u root データベース名 > dump.sql|
|列追加|ALTER TABLE テーブル名 ADD フィールド名 varchar(200) not null [DEFAULT 0] [AFTER <カラム名>];|
|列削除|ALTER TABLE テーブル名 DROP フィールド名|
|シーケンスを任意の値に|ALTER TABLE tbl AUTO_INCREMENT = 100;|



*テーブル構造やデータ型 [#x177f3ed]

**Tableの形式 [#v6a964eb]

-InnoDB
--トランザクション対応

-MyISAM
--トランザクション非対応で速度重視。


-INNODB形式でテーブルを作成するサンプル

 CREATE TABLE animals (
             id MEDIUMINT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
             name CHAR(30) NOT NULL,
             PRIMARY KEY (id)
             ) engine=InnoDB;

**データ型 [#r35b4386]

-CHAR,VARCHARは4.1以降文字数。それ以前はバイト数なので日本語扱うときは注意
-最大以上のサイズを入れた場合、はみだし分が切り落とされるだけでエラーにはならないので注意。数値型のデータも同様

**順序型 [#w169db1c]

-フィールドにAUTO_INCREMENTをつける。ただしひとつのテーブルに付ひとつまで

**順序に任意の値を設定 [#pacf79b9]

 alter table table_name auto_increment=12345;


*注意点 [#kea134ff]

**データベース名やテーブル名は大文字小文字を区別する。 [#y60b9d30]

これはOSが大文字小文字区別するならば、DBとdbは別のデータベースとして取扱われる。テーブルに付いても同様である。WINDOWSのように区別しないOSの場合はその心配はない


*GUI管理ツール [#d0d01049]

**[[phpMyAdmin:http://www.phpmyadmin.net/home_page/index.php]] [#kea3dc6a]

WEBからDB管理ができてしまうというツール。日本語化されていて、解凍即実行可能。海外ではよく使われているのかphpmyadminへの不正アクセスが多数・・・・

PHP 4,5.1では2.9系、PHP 5.2では3.x系を利用できる。

CentOS5では5.1.6なので2.xを使う

-インストール

+解凍する。3.x系ならアクセスすれば自動で設定画面に飛ぶと思った。

-設定
config.inc.phpでAllowNoPasswordをtrueにしないと、パスワードなしログインはできない。

*インポート、エクスポート [#a221f3ad]

**CSVインポート [#n9393c5b]

-デリミターを指定しない場合はタブ区切りとなる。
-日本語関係のフィールドをロードする場合はクライアントの文字コードをセットしておいた方が良いかも。

 LOAD DATA LOCAL INFILE 'car_import.csv' INTO TABLE テーブル名 FIELDS TERMINATED BY ',';

-フィールドを指定する場合

 LOAD DATA LOCAL INFILE 'persondata.txt' INTO TABLE persondata (col1,col2,...);

-autoincrement列を除外する場合はその列を除外すれば自動的に連番がふられる(insert分でも同様)

 LOAD DATA LOCAL INFILE 'test.txt' INTO TABLE test (col1);

*バックアップ&リカバリー [#e852c036]

**テーブル単位 [#la55d36c]

**データベース単位 [#lf547451]

***バックアップ [#b7780581]

-バックアップ対象はデータベースmysqlとし、出力ファイル名はmysql.sqlとする。

 mysqldump -u root -p データベース名 > mysql.sql

-パスワードをコマンドに入れてしまう場合はこちらで

 mysqldump -u root --password=パスワード データベース名 > mysql.sql

***リカバリー [#t7f42718]

-リカバリー対象データベースはcreateしておく。

 mysql> create database mysql2;
 mysql> exit
 mysql -u root -p mysql2 < mysql.sql

**全部のデータベース [#k87164b0]

***バックアップ [#bfdcb4d8]

-全部のデータベースを出力

 mysqldump -u root -x --all-databases > dump.sql 

***リカバリ [#d9c135f3]

-全部のデータベースをインポート(もとあるDBは名前がかぶらなければ残る)

 mysql -u root -p < dump.sql 

*トラブルシューティング [#y36815c1]

**パスワードを忘れて再設定したい [#a54a1c1d]

起動引数に--skip-grant-tablesをつける。
centos4.8なら以下のようにする。

 /usr/bin/mysqld_safe --skip-grant-tables

 mysql -u root
 mysql> use mysql
 mysql>  UPDATE user SET Password=PASSWORD('') WHERE User='root';
 mysql> flush privileges;


*FAQ [#s3050dca]

**パスワード忘れた [#j79ba2da]

-1./etc/my.cnfを編集
 
 [mysqld]
 skip-grant-tables

-2.mysqlを再起動

-3.mysqlデータベースに接続

 mysql -u root mysql

-4.以下のSQLでパスワード変更

 mysql> UPDATE user SET Password=PASSWORD('mynewpassword') WHERE User='root';
 mysql> flush-privileges;

-mysqldの引数に --skip-grant-tables をつける(ちょっとめんどくさい)
 しかしこれだと固まりやがる場合があり(超不安定DB)
 mysql> grant all on *.* to root@localhost identified by "パスワード";

 これでパスワード認証を求められる
 mysql -u root -p xoops

 /var/lib/mysql/mysql以下を全部消してinitする

#counter


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