OpenSSHを利用した。SSH公開鍵認証ログイン、SSL証明書、S/MIMEによる暗号化手順のまとめ

公開鍵認証方式に切り替えるメリット

  1. SSHパスワードログインを無効にすることができる(見知らぬIPからの総当り攻撃の99%はこれで遮断できる)
  2. 秘密鍵を適切に管理する限りにおいてはパスワード認証よりも安全

SSH鍵交換方式によるログイン

大まかな流れとしては

  1. クライアント側で秘密鍵と公開鍵の生成
  2. 公開鍵のみログインしたいサーバーのauthorized_keysに追加する。
  3. 秘密鍵を用いてログイン

クライアントOSや利用しているターミナルソフトにより、作成方法が違います。WindowsからLinuxにアクセスする場合は鍵生成ツールがセットになっていて、シンプルなputtyがお勧め。

windows

sshkeygen.exeをputtyのページから入手。
rsa2で、ビットの長さを768ビットにする(redhat,vine,debian,FreeBSDで確認)
作った公開鍵を.ssh/authorized_keysに一行でコピー(途中に改行が入らぬように!)
authorized_keysのパーミッションを600にする(これをしないと無効)

linux

ssh-keygen -t dsa (SSH1しか使えないのであれば -t rsaとする)

ユーザーディレクトリの.ssh/id_rsa(秘密鍵)と.ssh/id_rsa.pub(公開鍵)が作成される。公開鍵をログインしたいサーバーに送る

公開鍵はログインさせたいユーザーの.ssh/authorized_keysに公開鍵を追記すればいい。

cat id_rsa.pub >> .ssh/authorized_keys

上記のコマンドでなければ新規作成、あれば追記される。なおこのauthorized_keysのパーミッションは600にしておかなければ公開鍵認証は失敗する。

linuxで作った鍵をputtyで使う

  1. 上記手順で作成
  2. puttygenでインポートする。パスフレーズとコメントは修正可能

sshで接続した時に警告が出て接続できない場合

各ユーザーの.sshにホスト名とホストの公開鍵を保存している。再インストールなどを行ってホストの公開鍵が変更されると、今までのホストの公開鍵と違うのでsshクライアントはワーニングをだす。puttyなら続行できるがlinuxのsshクライアントは続行させてくれない。以下のメッセージが出る。

WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!
rm ~/.ssh/known_hosts

なお、ログイン先サーバを再インストールもしていないのにこのメッセージが出る時は本当におかしいのでdnsの設定などを確かめるべし。

あくまで自宅サーバーなどセキュリティにゆるい環境限定だが、/etc/ssh/以下の以下のファイルを新サーバーにコピーする。

ssh_host_key
ssh_host_rsa_key.pub
ssh_host_rsa_key
ssh_host_dsa_key
ssh_host_dsa_key.pub

ホストベースの認証の設定

クライアント側で秘密鍵を元に公開鍵を作成し、サーバー側でその公開鍵を登録するという流れは変わらない。

クライアント側作業

これから調べる!!!
HostbasedAuthentication yes

SSL証明書の作成

証明書の作成(CSRを作成しない最短手順)

openssl genrsa -out server.key -des3 2048
openssl req -new -x509 -days 365 -key server.key -out server.crt

秘密鍵のパスフレーズを除去する(Apacheの再起動時にパスフレーズありだと都合悪いので)

openssl rsa -in server.key -out server.key

証明書にまつわるファイル

key秘密鍵誰にも見えないように
csr証明書発行要求上記最短手順ではCSRは作られない
crt証明書公開鍵で見られてもよい

Windowsで使えるようにPKCS12形式に変換

cat server.key server.crt | openssl pkcs12 -export -out client.p12 -name "test"

OpenSSLをHTTPSクライアントとして利用

openssl s_client -connect www3.coins.tsukuba.ac.jp:https -state

自己認証局の作成

/usr/local/openssl/misc/CA.shを利用する。

S/MIME

S/MIME暗号化とは

証明書を利用してメールの本体を暗号化するものである。証明書はSSLのものとまったく同一フォーマットでよい。また暗号化解除には証明書作成時の秘密鍵が必要となる。メールに使わなくても可逆暗号化方式として覚えておくとよい。

http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/securitytips/029openssl.html

OpenSSLコマンドでS/MIME暗号化をする

openssl smime -encrypt -des3 -in original.txt -out enc.txt server.crt
openssl smime -decrypt -des3 -in enc.txt -out decode.txt -inkey server.key -recip server.crt
openssl smime -encrypt -des3 -in hoge.txt -out enc.txt -subject test -to [email protected] -from [email protected] tu.crt
sendmail -t < enc.txt

JDK付属のkeytoolで作成

SMIME暗号化

対応メーラー

クライアント認証

証明書がないとアクセス出来ないという最強の認証

<Directory "d:/xampp/htdocs/restricted">
	#SSLの強制
	SSLRequireSSL
	#クライアント証明書の強制
	SSLVerifyClient require
	SSLVerifyDepth  1
	# http://nai.homelinux.net/ssl.html
</Directory>
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