雪道運転について、都心の人間が苦労する点をまとめた。
乾燥路ではチェーンだと50キロ程度しかスピードが出せないが、スタッドレスならそのようない心配はない。今のところ一社の製品しか使ってないが、すり減ってくると明らかに滑りやすく、スタックしやすくなるので1万キロ以上超えた場合は常に減り具合をチェック。
あまりスピードが出せないゆえに、仮に滑っても誰かが死ぬほどの大事故にはならないが(車が大破するかもしれないが)着脱のタイミングと手間が面倒。だが、手間を惜しんで事故るぐらいならさっさと装着しましょう。登りは上れなくなるだけだが(これとて他の車にしてみれば大迷惑)、下りは滑り始めたらもう一切のコントロールが効かないので、上りきったと思って安心してはいけない。むしろ危ないのは下りである。チェーン着脱所付近で対向車の状況を確認し、雪が降っているようであれば迷わず装着。山の天気はあっという間に変わります。
カーステレオ・必要以上の会話厳禁 | タイヤの音で空転やロックがわかるので |
視界確保 | 出発前にウィンドウの雪やミラーの雪を落としておく |
急がない | あせりは事故を誘発するので、雪道は時間がかかると悟りを開くこと |
昼間の国道などは除雪車がひっきりなしに出動していて車のとおりも多いので積もるということはない。しかし国道は雪がなくてもわき道にそれるとスタック必至の状況だったりするので決して国道の状況だけ見てチェーンをはずしたりしないこと!雪は積もってなくても凍結はありうるので平坦だからといって油断禁物。スピードが乗る分事故ったときの損害もでかい。
登りで重要なことは「止まらない」のことに尽きる。4WD以外では止まったら登れなくなる可能性があるのでのろのろでいいから渋滞時も止まらないよう車間をとることが重要。スタックしたらタイヤが空転している場所は、つるつるに磨かれているので、後ろに下がってからセカンド発進すると脱出できる。
下りで重要なことはブレーキを踏まないこと!ABSなしでは容易にロックしてしまう。エンジンブレーキを中心に使う。スピードを落とすなら直線で落とすこと。カーブで強めのブレーキを踏んだらそのまま突っ込むことになる。
スノースクレイパー | 車体に積もった雪を払うのにあるとなしでは大違い。ホームセンターで1000円ほどなので常備すべし |
スコップ | 朝の駐車場タイヤ周りの新雪をかき分けるとき、スタックしたときにあると便利 |
軍手 | チェーン着脱など何かと汚れる下回り作業のときにあると便利 |
曇り止めスプレー | 内側の曇りを防ぐもの。ないよりはあったほうがいい |
タオル | 乗車定員が多いときは湿気が多いのでタオルで吹く限る |